Artwork

Portrait of Alessandro de' Medici

Portrait of Alessandro de' Medici, by Pontormo, oil, 1534
Portrait of Alessandro de' Medici, by Pontormo, oil, 1534

Portrait of Alessandro de' Medici is an oil painting by the Mannerist artist Pontormo. It dates from 1534 and is held in the collection of the Art Institute of Chicago.

About this work

概要

『アレサンドロ・デ・メディチの肖像』は、イタリアのマニエリスム画家ジャコポ・ポントルモによる板絵油彩で、1534年の作とされる。この作品は、1530年から1537年の暗殺までフィレンツェ公であったアレサンドロ・デ・メディチを描き、現在はシカゴ美術館の所蔵となっている。この肖像画は、ポントルモが公式の公的肖像画に取り組んだ稀な例として重要である。画家はメディチ家の庇護を受けていた時期に制作されたが、宮廷の慣習に容易に適応したアグノロ・ブロニーノやジョルジョ・ヴァザーリといった同時代の画家たちとは異なり、独自の主観的なアプローチを維持していた。この絵画は、ポントルモがその名を馳せた内面的な心理描写と、公爵の表象が求める要件との架け橋となる、フィレンツェのマニエリスム肖像画における重要な瞬間を捉えている。

主題と意味

この肖像画は、1530年から1537年の死まで統治した、フィレンツェ初の世襲公であり、メディチ家本流の最後の男性子孫であるアレサンドロ・デ・メディチを描いている。視覚的な表現は、権力の誇示よりも厳格さと直接性を強調している。被写体は三分の二の横顔で描かれ、視線は鑑賞者と交わっている。暗色の衣服を着ており、赤い衣の上から細い白い襟が見える。金属の輪が連なる特徴的な鎖帷子または喉当てがわずかな光を反射しているが、学術的な議論では、この軍事的要素は公爵の武勇を強調するために後から追加された可能性が示唆されている。装飾品、勲章、その他の物体の欠如と、飾り気のない無地の背景は、この肖像画から従来の王子らしい装飾を剥ぎ取っている。この抑制は、ポントルモ特有の心理的な洞察力を反映しており、国家権力の体現者ではなく、一人の私人として支配者を描き出している。髪を覆い、額の上まで伸びる暗色の帽子もまた、厳粛で抑制された表現に貢献している。全体的な効果は、遠く離れた壮麗さではなく、親密な対峙であり、同時代人が指摘したように、公的肖像画の慣習に容易に適応しなかったポントルモの主観的な肖像画スタイルと合致している。

歴史と来歴

この絵画は1534年に公式の公的肖像画のための下書きとして制作された。ジョルジョ・ヴァザーリは『画家・彫刻家・建築家列伝』において、アレサンドロ公がポントルモに大規模な肖像画を望んでいることを伝え、画家が半判サイズの板にこの小規模なバージョンを極めて慎重かつ丁寧に制作したと記している。この委嘱の結果として生まれた有名な大規模な肖像画は、1535年12月以前に制作され、公爵が金属点で描画を行う私室で描かれているもので、フィラデルフィア美術館が所蔵している。シカゴ美術館のバージョンは、主要な真筆作品として認められコレクションに入ったが、その取得に関する来歴の詳細は入手可能な資料には明記されていない。16世紀半ばの複製は、1900年にコンスタンティン・アレクサンダー・イオニデスから遺贈されたロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館が所蔵しており、このバージョンはシカゴの原版よりもわずかに大きく、鎖帷子が欠けている。これは、時間経過に伴う図像プログラムの変更を示唆している。V&Aの複製の物品履歴は、それがイオニデスの父に属していた可能性があり、彼が積極的に収集したコレクションの一部ではなかったことを示している。カルラ・ランゲディクは、アムステルダムの国立美術館にある16世紀後半の複製を含む、元の形式と変更された状態の両方において、20点以上の既知のバージョンを特定している。複数のバージョンは、この構図の広範な流通と、ポントルモの肖像画が持っていた高い評価を証明している。

Portrait of Alessandro de' Medici
Portrait of Alessandro de' Medici, Unknown

Artist & collection

Portrait of Pontormo

Artist

Pontormo

Jacopo Carucci or Carrucci (IPA:; May 24, 1494 – January 2, 1557), usually known as Jacopo (da) Pontormo or simply Pontormo (IPA: ), was an Italian Mannerist painter and portraitist from the Florentine School.