Artwork
St Pontianus (wing of a polyptych)

St Pontianus (wing of a polyptych) is a tempera painting by the Italo Byzantine artist Spinello Aretino. It dates from 1392 and is held in the collection of the Hermitage Museum.
About this work
概要
『St Pontianus』は、イタリアの画家スピネッロ・アレティーノが1383年に制作した板絵である。ポプラ材の板にテンペラで描かれ、縦130センチメートル、横41.5センチメートルの大きさを持つ。もともとは、より大きな多連祭壇画の翼板として機能していた。本作は1910年にロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館に、ロシア国立美術館から移管される形で入館し、現在も同館の所蔵品として、所蔵番号GE-275の下に保管されている。
主題と意味
本作は、ゴシック様式の尖頭アーチ枠の中に正面から立つ、全身の男性として聖ポンティアヌスを描いている。枠には金箔縁取りが施され、神聖な人物を示す浮き出し文字の円形金色光輪が頭部を取り囲んでいる。ポンティアヌスは白い帽子と襟を身につけ、肩と左腕にかけて豪奢な赤い外套を纏っている。外套には金の模様入り縁取りがあり、下には暗い連続模様が施された長い金色のチュニックを着用している。両手で剣の柄を握り、刃を下に向けて構えている。この持物は、彼の殉教を象徴している。彼は暗い模様の地面の上に立っている。
技法と様式
スピネッロ・アレティーノは、ポプラ材の支持体にテンペラでこの板絵を描いた。様式は平坦で線画的であり、三次元的な形体の表現よりも衣装の装飾的模様を優先している。画家は最小限の陰影表現を用い、構図中に影や自然主義的光源は見当たらない。背景は、まだら状の暖かみのある赤色で構成されている。絵画の物理的状態から、特に外套の縁部に沿って、摩耗と顔料の剥離が見られる。
歴史と来歴
1383年にイタリアで制作されたこの板絵は、もともと多連祭壇画の一部を成していたが、所属していた大型祭壇画は後に解体された。20世紀以前の本作の継承の経緯は、現存する資料には記録されていない。絵画は特定の時期にロシア国立美術館に入館し、その後1910年にエルミタージュ美術館に移管され、現在に至る。
背景
スピネッロ・アレティーノは14世紀後半から15世紀初頭にかけて活動した、イタリア・ゴシック期の著名な画家である。アレッツォ生まれで、1345年頃に生まれ、1410年に没するまで活動した。アレティーノは宗教的依頼のために、板絵にテンペラで数多くの作品を制作した。『St Pontianus』の板絵に見られる、模様入り衣装や自然主義的光の欠如といった線画的で装飾的な特質は、14世紀後半イタリア絵画のより広範な形式規範と一致している。
Artist & collection
Artist
Spinello Aretino was an Italian painter from Arezzo, who was active in Tuscany at the end of the 14th and the first decade of the 15th century. His style influenced the development of late 14th- and early 15th-century painting in Tuscany.
















