Artwork
Sharp-Tailed Finch

Sharp-Tailed Finch is an oil painting by the Romanticist artist Joseph Bartholomew Kidd. It dates from 1832 and is held in the collection of the National Gallery of Art.
About this work
概要
『Sharp-Tailed Finch』は、スコットランドの画家ジョゼフ・バルトロメウ・キッドが、アメリカの自然学者兼画家ジョン・ジェイムズ・オデュボンの下絵に基づき1831年に制作した、木綿板に鉛筆と油彩で描かれた作品である。48.3センチメートル×29.9センチメートルの本作は、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートに所蔵されており、1951年にE.J.L.ハルストロムからの寄贈により同館のコレクションに加わった。本作は、オデュボンとの契約制作を通じてイギリスの風景画の伝統とアメリカの鳥類図譜の挿絵を架橋したプロジェクトの一環としてキッドが制作した油彩の複製作の一つであり、アメリカの自然史美術の歴史において重要な位置を占めている。
技法と様式
キッドは、自然史主題の細密な描写に適した、硬質で滑らかな支持体である木綿板に鉛筆と油彩を用いて本作を制作した。作品の全体寸法は48.3センチメートル×29.9センチメートルであり、額縁を含めた寸法は58.3センチメートル×39.9センチメートル×1.9センチメートルである。鳥と巣の描写は滑らかで細部にわたる筆致で描かれる一方、草や空の部分はより緩やかなタッチで処理されている。光は上方やや左から差し込み、鳥や枝の下に微妙な影を落とし、自然な照明感を与えている。色彩は抑制されており、くすんだ青、緑、茶色、そして温かみのある黄色のトーンで構成されている。鳥類主題に対する緻密な仕上げと、背景の自由な処理というこの組み合わせは、キッドがイギリスの風景画の伝統で培った訓練と、科学的に正確でありながら美的に構成された画像を求めたオデュボンの要請への適応を反映している。
来歴と所有歴
5である。本作は1951年1月から2月にニューヨークで開催されたオデュボン生誕100周年展で『The Sharp-Tailed Sparrow』として出品され、同年晚にワシントンD.
本作は1831年、オデュボンの鳥の素描の油彩複製を制作するというキッドの依頼の一部として、ジョン・ジェイムズ・オデュボンのために制作された。その所有歴は、驚異的な大陸間移動の軌跡を示している。1851年のオデュボンの死後、作品は彼の家族を通じてオーストラリアのシドニーに住むひ孫のレナード・ベンジャミン・オデュボンに継承された。オーストラリアへの移動は、ジョン・ジェイムズ・オデュボンの孫であるウィリアム・バクウェル・オデュボンが1880年または1882年のいずれかに移住し、家族の絵画を持ち込んだ際に生じた。家族の書簡によれば、1899年2月にキャロライン・ホール・オデュボンが死去した後、1899年または1900年頃に作品がオーストラリアへ送られた。レナード・ベンジャミン・オデュボンは1950年に本作をシドニーの収集家兼実業家であるE.J.L.ハルストロムに売却し、ハルストロムは1951年にこれをナショナル・ギャラリー・オブ・アートに寄贈した。所蔵番号は1951.9.5である。本作は1951年1月から2月にニューヨークで開催されたオデュボン生誕100周年展で『The Sharp-Tailed Sparrow』として出品され、同年晚にワシントンD.C.でも展示された。1954年にはニューヨークのケネディ・ギャラリーでチャリティー展として展示され、1969年から1978年までホワイトハウスに長期貸与され、さらに1981年から1987年までCIA長官ウィリアム・J・ケーシーに貸与された。
背景
ジョゼフ・バルトロメウ・キッドは1808年に、おそらくエディンバラで生まれ、ダッディングストンのジョン・トムソン牧師に師事した。彼は1826年にロイヤル・スコティッシュ・アカデミーの準会員となり、1829年に正会員となった。1830年、オデュボンはキッドに自身の鳥の素描100点の複製を制作するよう依頼したが、キッドの遅延により、オデュボンは1833年12月に契約を解除した。したがって『Sharp-Tailed Finch』は、彼らの協働の短いが重要な時期に属する作品である。キッドのエディンバラにおける風景画家としての活動は、1835年頃まで続き、その後ジャマイカへ渡航し、中断を挟みながら1843年まで滞在した。彼は1838年にロイヤル・スコティッシュ・アカデミーを退会し、1843年にイギリスへ帰国後は、1889年5月に死去するまでグリーンウィッチで図画教師として暮らした。本作に関する学術文献には、1963年にワルデマール・H・フリーズがキッドとオデュボンの油彩画について行った研究、および1992年にジョン・ヘイズがナショナル・ギャラリーのイギリス絵画体系目録に掲載した目録項目が含まれる。本作は、分類上の不確実性や命名の変遷を反映し、『Sharp-Tailed Sparrow』などの異題で目録化されている。
遺産
本作のその後の歴史は、オデュボン関連資料の国際的な分散と、『アメリカの鳥』プロジェクトに関連する作品に対する収集家の持続的な関心を反映している。約半世紀にわたるオーストラリアでの滞在を経て、E.J.L.ハルストロムのパトロネージによりアメリカへ帰還した経緯は、自然史美術の世界的な生涯を示している。ナショナル・ギャラリー・オブ・アートのコレクションに収められ、ほぼ10年にわたりホワイトハウスで展示され、その後に高級政府官僚へ貸与されたことは、単なる鳥類学的な記録的価値を超えた文化的に重要な対象としての地位を強調している。より広範な美術史的な文脈において、キッドの複製作は、オデュボンの下絵に由来する主要な油彩画として重要であり、手彩色の銅版画を通じて有名となった構図を異なる媒体で保存している。したがって『Sharp-Tailed Finch』は、19世紀の主要な自然史プロジェクトを支えた協働と複製の実践を物語る物質的証拠として立っている。
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